4.家具の固定などをする
「家具の固定」をしましょう
大地震が起きた時、家具や家電が倒れて
逃げ道がふさがれてしまう事があります。
「阪神淡路大震災」の時も家屋が倒壊したことによる死因が大多数ですが
家具が倒れての圧迫死も死因の1つになっています。
高層ビルや高層マンションは長周期地震動により
長くゆっくり大きく揺れる特徴があります。
その揺れ幅は高さの1%ぐらいとなっていて
仮に高さ50mの建物なら上層階は右に50㎝~左に50㎝~
というぐあいにゆっくり揺れます。
50㎝と聞くと大したことがないように思えますが
大型のタンスや家電がなかなかの速さですべってきます。
100㎏近い物がぶつかってくるので子供やお年寄りは
大怪我につながってしまうでしょう。
なので自分の家は大丈夫だなんて思わずに少しずつ対策していきましょう
タンス等はL字金具で壁に固定し、できれば前面の下側に転倒防止のクッション材等を
かませましょう。
テーブルやイスは横滑り防止のキャップを脚に取り付けます。
冷蔵庫は粘着タイプの金具やベルトが販売されているのでそれらで着けたり
天井との突っ張り式金具で固定します。
テレビも薄型専用でワイヤー式やベルト式が販売されているのでそれらで固定しましょう
※壁掛けタイプの場合、固定するのに専門の知識や工具が必要になるため
管理会社や近くの工務店に確認してください。
食器棚も壁にL字金具で固定し、前面の扉も掛金などで
簡単に開かないように対策します。
家具・家電の固定はやっておくと被害が抑えられて震災後の復旧も早くなります
今から少しずつ備えていきましょう